韓国旅行のeSIM準備|iPhoneで購入前・出発前に確認すること
韓国旅行用eSIMの準備は、購入前・出発前・到着後の3段階で考えましょう。まず、機種と利用開始の条件を調べます。次に日本で回線を追加し、韓国に着いたらデータ通信を切り替えます。回線の追加と、利用日数のカウントが始まる時点は分けて考えましょう。
初めての準備は、次の3段階に分けて進めましょう。
- 購入前: 機種・購入地域・SIMロックと、商品の利用開始条件を確認する。
- 出発前: 追加方法、日本の番号の海外利用条件、通信なしで開ける予備の情報を準備する。
- 韓国到着後: データ通信に使う回線を選び、実際に接続できるか確認する。

この記事は、日本語設定のiPhoneを使う方に向けた、公式文書に基づく準備ガイドです。公式情報の確認日は2026年9月10日です。実際の画面や条件は、機種・iOS・通信事業者・購入商品によって異なります。
本文のイラストは準備の考え方を示すもので、実際の設定画面ではありません。操作は購入した商品の公式手順に沿って進めてください。
1. 韓国旅行のeSIMを購入する前に確認すること
iPhoneの対応機種とSIMロックを確認する
Appleは、eSIMの基本的な対応機種をiPhone XS・XS Max・XR以降と案内しています。ただし、販売された国・地域による例外があります。中国本土・香港・マカオで販売されたモデルは、個別の条件を確認してください。中古品や海外購入品は、日本で使っているだけでは日本向けモデルと判断できません。AppleのeSIM対応条件
販売元へ問い合わせるときに使えるよう、次の情報を控えておきましょう。
- 正確な機種名と、購入した国・地域
- iOSのバージョン
- 日本で契約している通信事業者
- 使用中のSIMの種類(物理SIM/eSIM)
- SIMロックの有無
SIMロックは、「設定」→「一般」→「情報」の「SIMロック」欄で確認できます。「SIMロックなし」と表示されているか見てみましょう。解除が必要な場合の窓口は、Appleではなく契約先の通信事業者です。AppleのSIMロック確認方法
日本の回線も同時に使う方へ:機種とデュアルSIMの条件
デュアルSIMで使える機種と回線数
日本の電話番号を残す場合は、物理SIM+eSIMか、eSIMを2つ使うかを、機種の対応条件と照らし合わせます。保存できる回線数と、同時に使える回線数は別です。
AppleはiPhone 13以降の2つのeSIMへの対応を案内しています。ただし、SEなどの個別モデルや購入地域の条件は、自分の機種に合わせて確認してください。AppleのデュアルSIM案内
購入画面に非対応と出たら、購入前に機種名と購入地域を販売元へ伝えます。
韓国旅行用eSIMはいつ入れる?利用開始との違い
日本で先にインストールした場合も、利用日数がいつから減るかは、購入する商品の開始条件によって異なります。購入画面やヘルプで、次の言葉が何を指すか確認しましょう。
| 案内に出てくる言葉 | 確認すること |
|---|---|
| eSIMのインストール・追加 | 回線情報をiPhoneに追加する作業か |
| アクティベート | iPhone側の設定か、購入したプランの利用開始か |
| 回線をオンにする | その回線を使える状態にする設定か |
| 現地ネットワークへの接続 | 商品が対応する通信網につながったか |
| 利用期間の開始 | 日数・時間のカウントが始まる条件は何か |
商品によって「アクティベート」の意味が違うため、利用期間が始まる条件は購入したプランの説明で読み取ります。

商品別の条件を読む:Ubigi・Holaflyの掲載例(2026年9月確認)
韓国旅行向けeSIM:UbigiとHolaflyの条件比較
以下は、2026年9月10日に確認した2商品の例です。おすすめ順や価格比較ではなく、購入する商品の条件を読み分けるための参考にしてください。
Ubigi 韓国10GB・30日(買い切り)
出発前のインストールを案内しており、SmartStartにより対象の目的地・対応エリアで本プランが自動開始します。すでに対応エリアにいる場合は、すぐに開始すると案内されています。
開始後の期間は30日で、終了日・時刻はUbigiアカウントで確認できます。購入後6か月以内に有効化されなければ失効するという条件があります。10GBのデータ通信専用商品です。Ubigi 韓国10GB・30日・Ubigiの利用期間案内(英語)
Holafly 韓国向け日単位プラン
出発前に、安定したインターネット環境でインストールするよう案内されています。本プランは、対応ネットワークへの接続で開始します。
たとえば5日間を選ぶ場合、利用期間は5日間です。商品FAQでは、1日を24時間と説明しています。ただし、開始後に回線をオフにしても、利用期間のカウントは止まりません。
データ無制限の表記がありますが、速度制限の可能性も案内されており、データ通信専用です。購入後いつまでに利用を開始する必要があるかは、今回確認した資料では確定できていません。購入前に販売元へ確認してください。Holafly 韓国向けプラン・Holaflyのインストール・利用開始案内
2商品の共通点と、まだ確認できていない条件
このように、両商品とも事前の回線追加と、本プランの利用開始を分けて案内しています。購入後の開始期限と、開始後の終了日時をメモしておきましょう。
Ubigiの基準となるタイムゾーンや細かな日数の計算方法、Holaflyの購入後の最終開始期限は、現在未確認です。日本を含む周遊プランや月額プランには、この2商品の条件をそのまま当てはめないでください。
2. 韓国旅行のeSIMを出発前に準備する
同じiPhoneでeSIMを追加するには
出発前に、安定したインターネット環境で販売元の追加手順を開きます。メール・リンク・アプリなど、その商品に対応する方法を選び、公式の問い合わせ先も保存します。
Appleは、iOS 17.4以降で、標準のメールアプリまたはブラウザから受け取った通信事業者のQRコードを長押しし、「eSIMを追加」から設定する方法を案内しています。条件に合う場合は、同じiPhoneで販売元の案内と画面の指示に沿って進められます。AppleのQRコード・リンク・手動入力の案内
写真アプリに保存したスクリーンショットや販売元のQRコードによっては、この方法が使えないこともあります。項目が表示されなければ、同じ操作を繰り返さず、別の画面にQRコードを表示する方法やリンク、手動入力など、購入した商品に対応する方法を公式案内で確認しましょう。
QRコードやアクティベーションコードは、他の人に公開しないでください。
アプリのインストールと回線の追加は別
販売元のアプリを入れただけでは、旅行用eSIMの追加は終わりません。アプリや購入メールにある手順に沿って、回線をiPhoneへ追加します。
追加後は、「設定」→「モバイル通信」で旅行用の回線が表示されるか確認しましょう。「主回線」「副回線」という名前だけで判断せず、日本の回線と旅行用eSIMのどちらなのか区別しておきます。自分で名前を付けた場合は、その名前をメモしておくと確認しやすくなります。Appleの回線名・設定の案内
設定に回線が見つからなければ、購入した商品名と止まった画面を販売元へ伝えます。表示される場合も、韓国で通信できるかは到着後に確かめます。
日本の電話番号でSMSや着信を受けたい方へ
日本の番号で電話・SMSを受け取る条件を確認する
韓国旅行用eSIMのデータ通信と、日本の番号で電話やSMSを受け取る準備は分けて考えましょう。例に挙げた2商品は旅行用回線のデータ通信専用プランで、新しい電話番号や通常の電話・SMSは提供されません。LINEなどのインターネット経由の通話・メッセージは、電話番号を使うSMSとは仕組みが異なります。Ubigiの提供範囲(英語)・Holaflyの商品案内
SMS・通話の利用条件と料金を日本の契約で確認する
日本の番号に認証用SMSが届く予定なら、出発前に日本の通信事業者へ次の点を確認してください。
- 自分の契約で、韓国でもその番号のSMSを受信できるか
- 海外利用の申し込みや設定が必要か
- SMSの送信・受信、音声通話の発信・着信に、それぞれどの料金がかかるか
たとえばNTTドコモのWORLD WINGでは、SMSは受信無料・送信有料と案内されています。海外で電話を受ける際には着信料の案内もあります。自分の契約に適用される条件を確認し、他社や別プランにも同じ料金が当てはまると考えないようにしましょう。ドコモの海外SMS料金・海外での電話の受け方
一方、日本の回線をオフにすると、その回線で通常の電話やSMSを受け取ることはできません。番号を使うために回線をオンにしておく場合は、海外利用条件と料金を確認してください。日本の回線のデータローミングをオフにしても、通話・SMSを含めたすべての料金がなくなるわけではありません。 Appleの海外でのeSIM利用案内
ただし、SMSを受信できても、特定のアプリで認証できるとは限りません。旅行用データeSIMを購入しても、韓国の電話番号の取得やタクシーアプリの認証まで済むわけではありません。必要なサービスの条件は別に確認しましょう。
宿泊先の情報をオフラインで保存する
ホテルの韓国語名・住所・電話番号、予約情報、初日の移動経路をiPhoneに保存しておきましょう。インターネットを切っても開けるか、出発前に試してください。充電が切れたときに備え、必要な情報を紙に控えておく方法もあります。
3. 韓国旅行用eSIMを到着後のデータ通信に選ぶ
設定を変える前に、どの回線を操作しているかを確認しましょう。以下は旅行用eSIMでデータ通信をする場合の確認順です。画面や操作方法は、iOSと商品によって異なります。
到着後、接続を確かめる5つの手順
旅行用eSIMの設定(手順1〜3)
- 旅行用eSIMの回線を確認します。 日本の回線と区別し、購入したプランの対象に韓国が含まれているか確認します。
- 追加した回線をオンにして、データ通信に選びます。 商品の案内に従って回線をオンにし、モバイルデータ通信に使う回線として選択します。音声通話の標準回線を選ぶ設定とは別です。
- 次に、旅行用回線のデータローミングを確認します。 例に挙げたUbigi・Holaflyは、その旅行用回線のデータローミングをオンにするよう案内しています。日本の回線のデータローミングも一緒にオンにする、という意味ではありません。
自動切り替えを見直して、接続を試す(手順4〜5)
- 続いて、日本の回線と自動切り替えを確認します。
日本の回線で海外データ通信を使わない場合は、その回線のデータローミングをオフにします。電話・SMS用に回線を残すかどうかは、前の節で確認した契約条件に合わせます。
Ubigiは「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオフにするよう推奨しています。すべての商品に同じ設定を一律に適用せず、目的と料金を確認してください。
- Wi-Fiを使わず、新しいページが開くか確認します。 まず、旅行用eSIMがデータ回線に選ばれ、日本の回線へ自動で切り替わらない設定になっているか確認します。そのうえで、Wi-Fiを一時的にオフにし、軽いウェブページを新しく開きます。すでに表示されていたページや、地図の現在地表示だけでは接続確認になりません。
設定の根拠:Appleの回線別ローミング・データ通信に使う回線の選択・Ubigiの自動切り替えに関する案内(英語)・Holafly韓国商品の回線設定案内・Holaflyのインストール・利用開始案内
接続後に利用状況と終了日時を確認する
最後に、接続できたら残りのデータ量やプランの利用状況を確認しましょう。Ubigiではアカウントから終了日・時刻を確認できます。その他の商品は、購入したプランの公式案内で確認方法を調べ、分からない場合は販売元へ問い合わせてください。Ubigiの利用期間案内(英語)
韓国旅行中にeSIMがつながらないときの確認
なお、Ubigiは初回のネットワーク接続に数分かかる場合があると案内しています。すべての商品に共通する待ち時間ではありません。Ubigiの接続確認
問い合わせに必要な情報をそろえる
つながらない場合は、「回線を追加できない」「回線はあるが通信できない」のどちらかを整理し、次の情報を販売元へ伝えます。
- 商品名
- iPhoneの機種とiOS
- 現在いる国
- 操作が止まった段階
- エラーの文言
注文情報は、販売元の公式サポート窓口で非公開の方法を使い、必要な範囲に限って伝えてください。QRコード・アクティベーションコード・EID・ICCIDなどの端末や回線の識別情報を、公開の掲示板などへ載せないでください。
削除・再インストールは、販売元に確認してから
Appleは、通信事業者の指示がない限り、トラブル解決のためにeSIMを削除しないよう案内しています。回線をオフにすること、eSIMの削除、通信契約の解約は、それぞれ別です。AppleのeSIM削除に関する案内
Holaflyには、韓国の商品ページと再インストール専用FAQで異なる案内があります。削除やQRコードの再使用をする前に、購入した商品に適用される条件を販売元へ確認してください。この記事では、再インストールの回数や方法を確定していません。Holaflyの商品FAQ・再インストールFAQ
APN・ネットワーク選択・再発行などの詳しい対処は、購入した商品の公式サポートに沿って進めます。他社の設定値をそのまま使ったり、まず削除して再インストールすることを共通の解決法にしたりするのは避けてください。
出発前に、準備できたか振り返る
- 機種・購入地域・SIMロック・使用中のSIMの種類を、商品の対応条件と照合した。
- インストールできる時期、利用期間の開始条件、開始期限と終了日時を区別した。
- 同じiPhoneで追加の案内を確認する方法と、販売元の問い合わせ先を保存した。
- 旅行用データ回線と、日本の番号の電話・SMSの条件を別々に確認した。
- オフラインで開けるホテルの住所・予約情報を用意した。
地図・翻訳・タクシーのアプリも準備する方は、釜山旅行のアプリ準備ガイドを参考にしてください。
公式情報の確認日:2026年9月10日。 購入・設定時には、選んだ商品の最新案内を確認してください。この記事は公式文書に基づく準備ガイドです。実際の日本語設定のiPhoneによるインストール画面や、韓国現地での接続試験の結果は掲載していません。
公式情報・出典
本文で参照した公式資料を、提供元別にまとめています。
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